新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
STF17の代の主将を務めさせていただきました、短距離ブロック4年、理工学部機能創造理工学科所属、大木勇人です。
私は高校3年生の春、県大会で敗れ、関東大会出場という目標を達成できなかった日から、どの大学に入っても陸上競技を続けようと考えていました。進学する大学が上智大学と決まってから、関東インカレ出場を目標とする選手がたくさん在籍していることを知り、上智大学体育会陸上競技部(通称STF)に入部しました。入部した当初は、STFでの週3回という練習回数が中学や高校の時に比べて少なかったのでとても不安でした。しかし、週3回という限られた練習日程の中で考え、工夫しながら練習するのが自分の体には合っていました。自分の努力はもちろん、頼れる先輩や同期、監督、コーチの協力のもと、2年生の時に目標であった関東インカレ出場を果たすことができました。努力が結果に結びついた瞬間は今でも忘れられないくらい嬉しかったです。そこから怪我などもあり、自己記録を更新することはできませんでしたが、対校戦での勝利や後輩への指導などを通してとても充実した4年間を過ごすことが出来ました。
充実した4年間の中でも主将を1年間務めたことは私の人生において大きな財産となりました。今までの人生の中で人をまとめる立場に立つ経験が少なかったのですが、毎月のミーティングで多種多様な部員の意見を聞き入れたり、集合練習や集会のたびに皆の前で話したり、対校戦の主幹として3回も選手宣誓をしたり、大変な時期もありましたが今となっては良い思い出です。このような立場を経験できた事は今後の人生においてきっと役に立つと信じています。
STFなどの大学体育会は学生主体で運営している団体がほとんどで、主将や副将、会計、主務、各ブロック長などで構成された幹部を中心に部が回っています。もし、STFなどの大学体育会に入れば、選手としての成長だけでなく、組織の中で人としても成長を実感できると思います。大学の4年間というのは非常に貴重な時間です。その時間の使い方は人それぞれですが、私はSTFという道を選んで良かったと常々思います。4年間STFで活動し、卒業して行く人達も口を揃えてそう言います。選手として、人として成長する機会があるSTFに大学4年間を捧げてみてはいかがでしょうか?全力で活動すればきっと後悔はしないと思います。
最後に、現役部員の皆さんへ。
STFに所属している皆さんは自身の競技力を向上させたいという気持ちを全員が持っていると思います。自分と見つめ合って成長することが出来る陸上競技に魅力を感じ、STFへの入部を決めた人がほとんどだと思うので、現役部員の皆さんは入部した頃の初心を忘れずこれからも頑張って欲しいです。小さな目標からでも良いので目標に向かって努力する経験は決して無駄にはなりません。今のSTFを作り上げる事は現役部員の皆さんにしか出来ません。歴史ある団体で活動する事に誇りを持ち、これからも頑張って下さい。OB,OGの皆さんは現役部員たちの朗報を楽しみに待っています。
このブログは卒業生ブログですが、私は上智大学の大学院に進学するため、STFに残ります。2年間全力で頑張るので今後とも皆様よろしくお願いします。
短距離ブロック4年 大木 勇人