2021年10月21日

予選会まで残り2日となりました。

中距離ブロック4年の下津諒晏です。


今回の予選会を迎えるにあたり、僕は9月から長距離ブロックに合流し、ミドルからロングへの適応にかなり苦戦もしましたが、なんとかハーフに耐えうる脚に鍛えることができました。長距離練習は中距離と違い、正直走っている最中は退屈で辛かったですが、努力した分だけ強くなれる感覚が、陸上を始めたばかりの頃と似ていて新鮮でした。


思えば陸上競技を始めて今年で10年目になります。10年と書いてみると途方もない時間に感じますね。今21歳なので人生のほぼ半分を陸上に費やしたことになります。何となくですが、そろそろ身体のことが心配になってきました。特に800mなんて辛すぎて、走るたびに寿命が縮まっている気がします。人間の心拍数には限界があるとか言いますし、早死にしないか心配です。まあ老後の心配は置いておいて、とにかく陸上と僕の人生は切っても切り離せない関係なのです。




先日、「どうして陸上を続けられたのか」という思いがけない質問をされました。その時はああだこうだと御託を並べて、適当にはぐらかしましたが、確かになんでだろうなーと後になって気になりました。中学、高校の同期で陸上をやっている奴はほとんどいないし、大学に入ってからも、決して少なくない数の部員たちがSTFを去るところを見てきました。(特に中距離ブロック・・・陸上をやっていない人からすると走り続けていることって結構不思議に思えるみたいで、就活の時も何度か聞かれたので、この問いに対してきちんと考えてみることにしました。


まず走っていて楽しいというのは勿論なのですが、その根底にあるのは「努力の成果を目に見える結果として感じたい」からだと気づきました。陸上は残酷なくらいに数字として結果に表れます。死ぬほど頑張ってもベストが出ないこともありますし、なんとなく出場した試合で大幅なベスト更新もすることもあります。ですが、その時に突きつけられる「努力の質」は明確であり、そこにさらなる可能性を感じるからです。自分が行ってきた努力を曖昧に捉えたくない、はっきりと証明したい、その一心がこれまで自分を突き動かしてきたのだと思います。


ただそれも今回で最後になります。僕はこの予選会をもって陸上を引退します。少しだけ名残惜しさもありますが、予選会で引退することは1年生の頃から決めていたことであり、その夢が叶えられてほっとしています。


1年生の頃から出場し続けて、今年で4回目の出走になります。助っ人として出走してきたこれまでとは違い、今度は長距離ブロックの一員として、ラストレースを走らなければならないという事実に緊張を隠せません。何より10年という時間が重くのしかかり、かつてないほどのプレッシャーを感じています。別に本戦を狙っているわけでもなく、チームの総合タイムに貢献できるほどの実力も無いのに。


よく陸上をやっていない人に予選会に出場すると言うと、「本戦出れるように頑張ってね」と応援されますが、その度にぎこちない笑顔でありがとうと返していました。真っすぐに頑張ると答えられないのが恥ずかしいし、他大の選手全員転べば予選通過の可能性もあると冗談めかすのも虚しかったです。でも、最後に予選会を走って、これまで人生を懸けて打ち込んできた陸上を納得する結果でもって終わらせたいのです。


箱根駅伝は本当に素晴らしい舞台です。僕が尊敬してやまない800mランナーの櫻井さんが「面白い試合の理由の共通点は、選手が人生を懸けて臨む勝負であること」とおっしゃっていましたが、箱根駅伝なんてまさにその通りだと思います。そんな箱根駅伝に予選ではあれど関わることができて、一陸上選手として幸せです。


だから僕にとっての箱根は予選会です。今日まで走り続けてきた10年間に意味を持たせるために走ります。スタートからゴールまで後方で走る選手にとっても、人生を懸けて臨んでいるレースであることを知っていただければ幸いです。




最後に、これまでの競技人生の軌跡をたどり、本当に多くの人々と出会い、支えていただきました。中高の顧問の先生方や、監督、コーチ、家族、そして陸上をやっていなければ決して出会えなかった友人たち。特にSTFの皆さんと出会えて本当に良かったです。


自分を関カレに出場できるまで成長させていただいた中距離の先輩方、さゆりさん、高木さん、青木さん。ここまでこれたのも皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。そして僕の代で中距離ブロックを終わらせてしまってごめんなさい。またいつか中距離ブロックが復活した時は、OBとして一緒に応援に行きましょう。


そして東京に一人上京してから家族のように支えてくれた同期の存在。植田や光紗には同じ中距離ブロックとしてお世話になりました。一緒に走ってたくさん笑って楽しかったよ。ありがとう。梶原とは種目は違えど入部当初からのライバルとして刺激を受けながら成長出来ました。来年、俺の分まで絶対に全カレに行ってくれ。心の底から応援してる。


まだまだ出来損ないの自分でしたが、ついてきてくれた後輩たちもありがとうございました。石嵜とダイスには今回のレースで思う存分暴れまわってほしいです。ダイスには学連入ってほしいし、石嵜には中距離で鍛えたスピードで活躍してほしい。♯Soujiaboyの実力見せつけてやれ。

 

マネージャーの皆さんもサポートして下さり、ありがとうございました。選手のためにとことん尽くす姿勢、本当に尊敬しています。芽生には幹部としてお世話になりました。「諒晏の成長が私にも良い刺激になってる」って言ってくれた時は本当に良いマネさんと出会ったと思った。愛結ちゃんもマネブロ長としてチームを支えてくれてありがとう。必ず結果で恩返しします。

 

最後に重盛へ。1年生の時の学芸大記録会からここまで速くなるなんて、想像もしなかった。大学から始めてこんなに速くなるなんてすげえよ。絶対に口では言わないけど親友として誇りに思ってる。俺と同じくらい泣き虫だけど、レース後は嬉し涙を流そう。最後の予選会楽しもうな。



長々と失礼しました。拙い文章ではございますが、ここまで読んで下さりありがとうございました。それでは、1023()9:35より出走してまいります。ご声援のほどよろしくお願いいたします。

 


最後の中距離ブロック長 下津諒晏

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2021年05月20日

Winding road

こんにちは。中距離ブロック4年の下津諒晏です。いよいよ関東インカレが始まり、SNSも関カレ一色ですね。今日出場した選手たちはお疲れ様でした。画面越しではありますが、チームメイトが懸命に走っている姿を見て、勇気をもらいました。関カレで走る姿は普段の数倍かっこよく、やっぱり陸上競技は素敵なスポーツだなと思いました。選手、サポート組の皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

かくいう僕は、3日目の土曜日9:25800m予選を走ります。大事な一戦を控えている割には、意外と気持ちは落ち着いています。最後の関カレ、悲願の個人種目出場、大学陸上人生の集大成のような試合ですが、これまで行ってきた練習、そして、ともに頑張ってきたチームメイトへの感謝が今の僕を支えています。特に、植田とは同期で本当に良かったです。きっと彼無しで自分がここまで成長する事はなかったし、中距離ブロックを根底から支えてくれました。彼とは1年生の時に初めて夢の島でバチバチに練習した日から、今日に至るまで、“2人で関カレに出場する”という同じ夢を抱いてきました。自分が標準を切った後は、ただひたすら彼が標準切りを達成することを祈っていましたが、残念ながら、この夢は叶えられませんでした。だから僕はあいつの分まで関カレを走ってやろうと思います。決勝に進出して、何としてでも2本レースを走ってみせます。決して、僕たちの夢の軌跡を無駄にはしないために。

 

また、違うブロックではありますが、今回走高跳に出場する梶原とも、切磋琢磨し、成長し合えたと思っています。でも梶原の競技に対して真摯に取り組む姿勢には、とても敵わず、ここだけの話、STFの中でも一番尊敬しています。彼はある時、「関カレ一緒に出れなくてごめんな」と泣きながら僕に謝ってきたことがあります。その時、ブロックは違えど、こいつとも一緒にやってきたんだなと気づかされました。何はともあれ、最後の関カレで一緒に出場することが出来て、本当に嬉しいです。彼には今持てるだけの力を最大限に発揮し、この先にある試合に繋げられるようなパフォーマンスをしてほしいです。いつか彼の努力が報われるその日まで応援しています。

 

他にも、色々書きたいことはありますが、また監督から話が長いと怒られそうなので、ここまでにします。最後まで読んでいただきありがとうございました。当日は全力を尽くして頑張るので、サポート、応援の程、よろしくお願いします。


中距離ブロック4年 下津諒晏

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永遠の理想


ブログの出番ではないのですけど


全体練習を最後に行ったのは4月末だったので、約1ヶ月、STFの部員に会っていないことになります。こんにちは。中距離ブロック所属、理工学部物質生命理工学科4年の植田達実です。


わたし自身は結局、前回のブログで書いた宣言を実現することができず、800m0.87秒足りずに出場権を逃しました。応援してくださった方々、サポートしてくださった全ての方に大変お世話になりました。ありがとうございました。


私の話はさておき、関東インカレが今日から4日間の日程で始まります。STFからは直近では最多人数であろう17(リレー補欠含)がエントリーしています。

間違いなく今年の関東インカレにSTFから出る選手は見応えのあるレース展開、パフォーマンスをしてくれると信じています。

ここまで無観客で行われてきた記録会と同様、関東インカレも無観客試合で行われるからこそ、私は出場する選手に最大限エールを送りたいと思います。



ちなみにこのブログを書きながら、55日の記録会(@江戸川)以降はじめて下津と話してきました。

私は先日の記録会を終えて関東インカレへの出場が絶たれた直後、最大限中距離をサポートすると下津に言いながら、やれ卒業研究、コロナに伴う活動停止など言い訳にし

結局何も出来ずにここまで来てしまいました。

申し訳なさとせめてものエールで電話しましたが、彼は気丈に、でも準備を抜かりなく行ってきたのであろう雰囲気が電話を通じてわたしの方にまで伝わってきました。


素直に電話の向こうで涙ぐみました。本当にわたしは最後まで同期を支えられないどうしようもないやつだった。


彼はやってくるとわたしに一言、力強く言ってくれました。感情、電話の場でおもむろに出すべきだったなあ。


話逸れてしまいましたが、今日から出る皆さん、心から応援しています。

出れることは一種の財産だと思います。なにか感じるものがあったら、帰ってきたらどうか教えてください。みなのパフォーマンスを心待ちにしています。


多分最も今代で1番近くて、遠かった人

うえだ



理想論は永遠の理想へ。



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2021年04月20日

理想論

同期のマネージャーの吉原から受け取りました、中距離ブロック所属、理工学部物質生命理工学科4年の植田達実です。(この一文だけ文字が大きいのですが、直し方がわかりません)


今回のブログは久々ということもあり、何を書くか悩みました。

既に4年になり、STFの最上級生としての立ち振る舞いや自身の行動に責任感は伴っているのか悩むばかりではありますが、ひとつ、ここはここまでの3年間の経験なども織り交ぜてブログを書いていきたいと思います。


最後までお付き合いいただけると幸いです。


私が大学3年を終えるまで、STFで過ごしてきた中で800mで自己ベストを出すことができたのはわずか2回だった。ひとつは大学2年の5月はじめ、結果としては切れなかったが、関東新人の標準切りを狙うために出場した日体大記録会でのレース。もうひとつは大学3年の3月末、年度末に開催された平成国際大学記録会。


どちらも自己ベストを更新しているはずだがゴール後の表情は全く違う。


前者について。

自己ベストを更新したはずなのに、実感や湧き上がるものに欠けていた。

大学2年の頃は目標こそ大きく掲げて威勢だけは良かったものの、出るレース全ての成績がそれに見合わないもので、自覚してからは常に自分の出すパフォーマンスを恥ずかしく思いながら過ごしていた。


その中でもなんとかこの時にベストが出たのは、同じく関東新人の参加標準記録を切ろうとしていた同期の下津や、関東インカレ参加標準を破ろうとしていたOBの高木先輩、青木先輩たちが作る中距離ブロックの雰囲気に押してもらった事が大きかったと思う。


いわば、作ってもらった環境に乗せてもらった形で触発され出た記録で、そこに自分の明確なビジョンや、計画はなく

ただ関東新人を切るんだー関東新人から先を考えないただ闇雲かつ計画性のないスタンスでは先がない事を後々思い知らされた。


関東新人の標準を切るチャンスは日体大の後にも複数回あったものの、自意識が改善されることもなく、結果わたしの出場は叶わなかった。

チャンスのうちの一つ、55日の国士舘大学記録会でわたしと下津は800mの同じ組を走ることになる。

共に標準を切っていない者同士、緊張からレース前の口数も少ないまま臨んだレースの結果は綺麗に明暗が分かれ、下津は関東新人標準を突破し、わたしは切る事ができなかった。


泣くわたしを見て、彼はその後、ダウンの時に共に涙を流してくれた。ただ、その時にわたしが泣いていたのは悔しさから来るものよりも、「こうなりたい」と言う意志が他の人よりも無いことに対する引け目、情けなさを感じたからだった。


彼には申し訳なさしかない。


そこから大学3年になり、コロナ禍による課外活動停止期間を迎えると自分自身の中でこうなりたいというビジョンは更にぼやけてしまった。その中でも先を見据えて動いていたのはいつだって下津だったと思う。

彼の作るチームなら、もう一回やり直せるかなと思って取り敢えず参加した昨年の中距離ミーティングにて、下津ははっきりと「来年の5月の関東インカレでは中距離ブロックから3人、出場者を輩出する」と言い切った。

内心、いけるのかなと半信半疑に思いながらもそこからの冬期練習に少しずつ工夫しながら練習を始めていた自分がいた。

これはまさに彼が環境を作って、用意してくれてわたしたちに背中で示すことで意識を変えてくれたとしか思えない。

走り続けて間もなく、自己記録を伸ばしたいという感情が少しずつ内側から湧いてきたのを鮮明に覚えている。


ふたつ目の自己ベストは無論充実感を持って位置についたスタートラインだった。

まだまだ甘いところもあるが、今のわたしなら競技者としてどうしたいのかはっきりとイメージできる。そうやって走ったレースだったと思う。

このように二つのベストを比較してみると、必ずと言っていいほど競技者として次のステージに上がる為には上に向けて伸ばせる環境と部員間の刺激が必要なのだとわたしには思えて仕方ない。

環境がないなら、誰かが作るでもいいし、部員間で話し合ってより良い競技環境を作っていくのもいい。

この二つは、自分の志さえあれば、そしてそれを他人に隠すことなく伝ることが出来るのなら、それが更なる刺激を呼んで爆発的に部全体に伝播していくものだとわたしは信じている。


4年生は最上級生としての自覚を、3年生は上級生として、2年生ははじめての後輩を得ることへの責任感をもちながら、部全体で伸ばしていければとても嬉しい。

余談ですが

ある時に彼が言っていた言葉に

「陸上競技とは、ある意味魅せるスポーツで僕らはトラックの表現者でもある」

というものがあった。

これはたしかに上手い言葉だと思う。

同じ組織に所属すれば大体、その人がどのような道を辿って試合に出ているのかがなんとなく掴めてくる。

その中で自己記録を伸ばしている人には必ず、彼らが試行錯誤の末に得たであろう何かが内側から輝くように見える。なにかとても魅力的な人に見えるのだ。


包み隠さずに言えば、いまのSTFにはこの魅力みたいな要素を持つ人が本当に不足している。だからこそ、今年のシーズンを迎えるにあたり、まずはわたし自身が示したい。


2週間後の関東インカレ標準、必ず突破します。



STFに幸あれ、うえだ。

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2020年10月27日

1いいねにつき1日引退を延期します

引退します。


この4日間で何回言ったでしょうか。
この4日間は土曜に関カレOP800m、日曜にOPマイル、そして本日月曜にミドルディスタンスチャレンジ(通称もう一つのインカレ)で個人800mと4×800mRに出場し試合としては一区切りがつきました。

なのでこの場を借りて最後にもう一度だけ言わせていただきます。


引退します。


本当にこの4年間、充実していましたし、素直に楽しかったです。
最後の結果は全く良いところはありませんでしたが、瀬戸口選手と走れたり、4年生チームで歴代3位に名を残せたり、陸上人生の締めとしては申し分のない最高の試合でした。



欲を言えば、関カレ決勝や全カレの舞台に立ちたかった。大学3年で自分の体や走りが自分のものではなくなったかのようになってしまって色々苦しんだけど、2月の京都合宿でそんな状態をようやく脱して。よしこれからだというところでこの今年の状況。立ち直るのが遅かったと言えばそれまで。そう、全部自分のせい。悔やんでも悔やみきれない。後輩に託すなんて都合の良い言葉を飲み込んでしまいたくなる。もっとやれたはずなのに、なんて。こんな先輩にはなってはいけないよ。妥協してはいけない。諦めたらいけない。一回一回の練習を大事にしないといけない。次に活かすなんていう考えは甘え。その日に全力を注ぐ。都合の良い言葉としてなんかじゃなく、心からの願いです。関カレ決勝や全カレで戦ってほしい。戦えると思う。みんなは足が速い。本当に。気づいてほしい。陸上は気付きから始まる。気づけ。おれみたいにならないために。


本当にこれまでたくさんの方々にお世話になりました。結果で応えることができずに本当に申し訳なく思っています。川本先輩の夢の続きは、自分には描くことができませんでした。本当に悔しいです。ただ、それを代わりに描いてくれる後輩はいます。まだまだ上智大学陸上競技部は強くなります。私はそう思っています。これからもチームに少しでも貢献していけるように、立場を変えて頑張ります。STF、頑張れ。


ユーチューバーの企画みたいなタイトルは、マジです。いいね、しましょう。
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2020年10月11日

煌めく瞬間に捕われて

​ 予選会まで残り6日となりました。中距離ブロック3年の下津諒晏です。毎年、私は予選会ブログに予選会への想いや意気込みについて寄稿していますが、今年は主に中距離ブロックや僕個人について書かせていただきます。ご了承ください。

 まずは、STFに関わる全ての関係者、特に中距離ブロックのOBOGの皆様に謝罪しなければなりません。中距離ブロックは何十年連続で関東インカレ出場者を輩出しておりSTFを牽引するようなブロックでしたが、今年、中距離ブロックからの出場者は誰一人いませんでした。僕が中距離ブロック長として十分にチームを育成することが出来ず、また、僕個人としても混乱した大会スケジュールに即応せずに出場の機会を失いました。全ての責任は僕にあります。本当に申し訳ございません。先日、関東インカレの補助員を務めましたが、降りしきる雨の中、寒さで凍えながら競技場の外で入場規制をおこなっていると、出場出来なかった悔しさがこみ上げました。「あともう少し早ければ僕だっていくらそう思えど結果が変わるわけでもなく、ただ後悔の念が募るばかりでした。でも、後悔はいつだって自分を突き動かしてくれるエネルギーへと変わります。

 2年生の55日国士館記録会、関カレ標準を切れなかったあの日から今日まで後悔ばかり積み重ねてきました。マイルで出場した関カレは自分のせいで失格になり、東海選手権は病気で棄権。四大戦後の打ち上げでは標準を切った梶原に口ではおめでとうと言ったけど本当は心底悔しかったです。今年の春に関しては陸上なんてもう辞めてしまおうとまで思いました。いくら練習したって試合が無いし、ずっと準備をしていた三重県選手権も出場停止になってからは活動場所が陸から海へと変わっていき、チームのこともほったらかしにしていました。しかし、それでも頭の中にちらつく標準を切れなかった国士館での記憶。後悔で溢れたあの日の記憶。地元にいる間は陸上競技から少し離れてもみましたが、やっぱり忘れることが出来ませんでした。だから僕は陸上のためだけに東京へ戻りました。地元のみんなからは反対されましたが、これまでの努力を無駄にしたくないし、そんなこと過去の自分が許さなかった。僕はこの時、初めて決意というものを有しました。その決意の結晶が先日のA準突破だと思います。チームのみんなには迷惑をかけました。本当にごめんなさい。そしてありがとう。

 次に僕は全カレ標準に挑戦します。ここからが本当に厳しく、険しい道のりであることは承知しています。しかし入部当初から口にしていた夢がやっと目標へと変わったのです。正直、1年目過ぎた辺りから僕には全カレは無理だと思っていました。だけど、無理だって言うのはいつだってチャレンジしてない奴だ。残された時間は少ないけど、最後まで精一杯やってやろう。
予選会まであと6日。技術も、気力も、体力も、持てるものすべておいてこよう。
中距離ブロック3年 下津諒晏
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2020年07月26日

goofy footter

​お久しぶりです。中距離ブロック3年の下津です。ブログ更新の再開にあたり、本来ならばこの土日に出場予定だった三重県選手権の結果報告をする予定でしたが、諸事情により出場停止となりました。部活動が再開した後もチームを放ったらかしにしてまでこちらで練習を積んでいたにもかかわらず、この結果で非常に残念で、チームに申し訳ないです。

僕は中距離ブロック長としてあるまじき行為をしています。もし、僕が植田や青木先輩の立場なら何やっとんのって思っていたでしょう。しかし、二人は決してそんなことを口にせず、こっちはいいから記録狙ってこいよと背中を押してくれました。僕は本当に周りの人に恵まれているなとつくづく思います。

先日の中距離ミーティングでこんな意見が出ました。「今は競技に向き合う姿勢を見つめ直そう」この一言は僕だけでなくその場にいたチームメイト全員を救ったはずです。この時僕は必ず中距離ブロックを強いものにしてみせると心の中で誓いました。やっと選手としてではなく、ブロック長として競技に打ち込む覚悟が出来たと思います。チームメイトを信頼し、規律を守り、自身の成長を周りに巻き込む、そんなブロックをみんなと作っていきたいです。そのために今出来ることを精一杯やっていきます。

試合スケジュールの見通しが立つまでもうしばらくこちらで過ごすつもりですが、なるべく早く合流できるよう努めます。まだ顔を合わせていない1年生を含めSTFの皆さんと再会する日を心より楽しみにしております。どうかお身体に気をつけてお過ごしください。

追伸
中距離ブロック気になってる1年生はぜひ一度練習来てください!このままだと2年連続0人....。人数少ない分、先輩たちの財布の紐は緩いのでいっぱい奢ります!笑 (植田先輩がスパイクをプレゼントするかも!?)


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2020年05月23日

ソフィアンよ、知ることを希え

ブロック長生活を振り返って

中距離ブロック長を1年務めました青木です。
私は中学から陸上を続けてきていますが、まとめる立場や役職に就いたのは今回が初めてでした。もっとも、まとめられるべき少々自己中心的な行動をしているのが私なので当然のことと思います。今回も、中距離の同期がいないという環境で消去法による選出であったことは否めません。それでもブロック長になるからにはブロック員に何かしらの貢献はしたいとは考えていました。ただ、私がブロック長になったときには、すでに後輩たちは練習において私よりずっと良いパフォーマンスを見せていましたし、先輩は予選会に向けてどんどんと距離延長をしていきましたので、私に何ができるのかと少しの困惑と少しの憤りを感じながら練習メニューを作成していました。そういうこともあり、暫くは様子を見て、それぞれで試行錯誤しながらリズムを掴んでもらおうと思い、あまり踏み込んだ改革は行わずに思索に耽っていました。夏を越え、秋シーズンを迎え、ブロック員が何とも言えないタイムを出すだけで終わってしまったあとで、初めてブロックでのミーティングを行いました。そこで私の思いや考え、ビジョンを伝え、中距離ブロックとしての方向性を定めました。

そもそも、私が中距離ブロック長になるときに掲げた方針は、考える土台作りをさせていくということでした。考えるためには経験や仮説などは必要なものなので、シーズン終わりに第一歩を踏み出すということは遅いようであり至極当然のことでもありました。きっと”何か”が足りないということは私が口から言うよりも冷酷にそれぞれの脳裏に過っていたと思います。その点、そこからの中距離ブロックの統一感は端から見ている感じよりもずっと整っていたように思います。だからこそ、ブロック長としての腕の見せ所でもあると感じ気を引き締めていました。

結局のところ、形としても、重みとしても、京都合宿は一番の収穫だったのではないかと思います。様々な事情が重なり偶然参加が決まったものでしたが、考えさせられることの多い合宿で、間違いなく陸上に対する視野は広がったのではないでしょうか。(500mトラックは意外に何とかなりました。)私自身としても○○選抜とかに選ばれたことなどありませんでしたので、全国津々浦々から参加している選手たちと練習をし意見交換をするという作業はすごく楽しかったですし充実していました。突然の参加を快く認めてくれた京都大学の方々にはとても感謝してます。

そんな合宿を含め冬練を越えて一気にタイムを縮めていく後輩たちがはっきりと思い描けていただけに、この世の中の状況は悲しく、悔しく、もどかしく感じますが、後輩たちはあと1年(とそれ以上)という期間が残されていますので、そこで何とか結果を出してもらいたいです。ブロック長は下津に引き継ぐことになりますが、一ブロック員として微力ながらまだまだ中距離に貢献していければと思います。

また、ブロック問わず後輩たちに伝えたいことは、「学びは速さだ」ということです。私自身高校まではまったくの無名、平々凡々な選手でした。ただ、大学に入ってからいろんなことを吸収して、関カレに出られるぐらいにまではなれました。横田真人さんのランニングクリニックに参加したり、慶應の練習に一人で行かされたり(全カレランナーたくさんの中ぽつんと一人放り込まれました←これが私の陸上人生のターニングポイントです)、箱根ランナーが立ち上げているジムに通ったり、京都合宿に参加したり、もちろん監督やコーチ、先輩方に教わったり。学べば学ぶだけ、見える世界は変わります。見える世界が変われば、陸上がより楽しくなります。速くもなります(断言)。大事なことは、学ぼうとする人を拒絶するような環境はどこにもないということです。上智大学だから、自分は速くないから、なんて遠慮することはありません。(私はスポーツ環境や実力という点ですごい引け目を感じていた時がありました。)私のように変なことで悩む人がいなくなるように、私もどんどん協力していきます。私はまったくの凡人ですが周りにはすごい人がいたりします。青木は頼りないと思っても力になれることがあるかもしれません。ダメ元と思って相談してください。(本当に力になれなかったらごめんなさい。)なんかブロ長振り返りブログなのか引退ブログなのかわからなくなってきましたが、結局、立場はどうであれ、やっぱり考え続け学び続けるのは苦しくもあり、楽しいことだなと実感した1年でした。幹部代になるまでは自分のことしか考えてなかったので、周りのことについても考えるということが時に忙しく時に煩わしく時に楽しく、あっという間に終わってしまいました。目に見える結果が出れば尚良しでしたが。あと少し私も頑張ってみます。みなさんも、充実した生活を送れるよう、健康には気を付けながら頑張ってください。活躍をお祈りしてます。(私にはお祈りメールがたくさん届きます。)

アディオス!

p.s.
副将としては、常任としての立場を最大限活かして、運営を行ってる仲間をサポートしているという形が多かったので、なかなか形に残るようなことができなかったですが、練習ではなんとか色んな人たちに声をかけてたくさんコミュニケーションを取ろうとしていたつもりではありました。副将って難しいな、なんて素直に思ったので、重盛にはそういう主観的な経験も渡して退こうと思ってます。重盛の方がしっかりしてるし安心感あります。中距離ブロックの方が心配です。新入生入ってください。お願いします。コーチにいくので本当に入ってください。中距離ブロックが存続することを祈りつつ、また後輩たちの活躍を祈りつつ、私の文章は締めさせていただきます。
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2020年04月02日

新幹部による新歓ブログ 〜中距離編〜

​こんにちは。中距離ブロック新3年の下津です。世間は新型コロナウィルスによって大変ですね。僕たち陸上部員一同もフレッシュマンウィークが中止になり、新入生の皆さんとまだ顔を合わすことが出来ないことを残念に思います。そこで、今年はSNSを通じて広報活動に勤しんでいます。TwitterInstagramで様々な情報発信しているので、(フレマン係の方々本当にありがとうございます)今このブログを読んでいる新入生の皆さんはぜひチェックしてみてください!

さて、このブログも新入生に向けて情報発信するものなので、今回は中距離ブロックについてお伝えしていきたいと思います。そもそも、中距離とは主に800mから1500mを指し、その魅力はスピード感とレース展開に詰まっていると思います。例えば、全カレ(大学生の全国大会)800mの標準記録は152秒となっています。経験者以外はピンとこないと思いますが、これは50mあたり6秒台で走っている計算になります。(800bot twitter 2020)そして、この短距離のようなスピード感に加えて、長距離のようなレース中の駆け引きの要素も中距離にはあります。2レーンのあいつは自分よりもスピードがあってラストスパートが強いからスローペースは怖いな。だからといって自分が速いペースで先頭を走ったら、格上の5レーンのやつは後ろについてきて楽に走るだろうな。うーんどうしよう。とりあえず200mまで様子見て28秒よりも遅いペースなら前に出よう」みたいに事前に戦略を立ててレースに臨むことが必要とされます。これらが中距離種目の醍醐味だと思います。

そして次に、僕の所属する上智大学陸上競技部中距離ブロックについて書きます。中距離ブロックは全体目標として、関東インカレに出場しそこで戦える選手になることを掲げていますこの関東インカレに出場するためには標準記録を突破しなければならないのですが、中距離ブロックでは十数年連続でこの大会に出場する選手を輩出しています。よって、800mの歴代記録も非常に高いレベルとなっており、歴代10選に載るためには最低限この関東インカレ出場以上の記録が求められます。また、中距離ブロックは800mや1500mだけでなく幅広い種目で活躍しています。例を挙げると、スピードタイプで400m800mを走る青木先輩、植田は4×400mリレーのメンバーですし、僕や野崎先輩、今年卒業した高木先輩は800m1500mそして箱根駅伝予選会(ハーフマラソン)にも出場しました。色々な種目をやってみたいと考えている人は中距離ブロックに向いていると思います。しかし、数年前と比べて人数も少なくなってしまいました。現在、新4年生2人と新3年生が2人、新2年生は1人で現在休部中です。もう一度勢いのある中距離ブロックに立て直すためには、新入部員の確保が必須です。だからと言って無理強いしてまでも入部してくれとは言いません。800mや1500mは陸上競技の中でもかなりキツイ部類に入るし、練習はもっとキツイです。でも、目標を達成した時そんな辛さの比べ物にならないほどの喜びがあります。なんとなく大学でも陸上競技を続けようと思っている人や、高校で望んだ結果を出せずに悔いを残してしまった人、陸上に興味があって大学から始めようと思ってる人、とにかく居場所がほしい人、どんな人でも構いません。中距離ブロックに入ったからには絶対に成長することを保証します。あなたの内に潜む少しの熱意でも形にしてみせます。だからこの大学生活を陸上競技に捧げてみませんか?相談等は各種SNSを通じて行うので、少しでも興味を持った方は気兼ねなくご連絡ください。それでは、皆さんと会える日を楽しみにしております。

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2020年03月10日

昨日2020年度の陸協登録してしまった…

最近もちょくちょく走っている中距離4年の木です〜 追いコンに来なかった同期2人と卒業旅行中です。セブ島に来ているのですが、期待していたスイーツのハロハロがめっちゃ不味過ぎて久しぶりに残しました。色々混ざり過ぎててもう食べませんね。

自分はやっぱり塩大福とかカステラの様な王道な和菓子が好きです。塩大福のお店と言ったらまあ、あそこですよね〜 行った事はないけども。


まだ出てないジャーナルで色々書いたので書く事無いのですが、4年間の陸上を通して思った事は結果を出す事の難しさと現状に満足してしまう自分が常に何処かにいるという事です。

結果が出ない時期は度々あったし、そういう時に自分はこの程度かなと思って自分の限界を作っては、後々まだ上を目指せると気付かされる繰り返しでした。あと何事も現状に満足というか現状維持っていうのは中々難しくて、前進するか後退するかの2択に結局なってしまうのかなと思います。これから社会人になって大学生の時とは違う色々な制約が出てくるかもしれませんが、前進出来る選択、時には後退する選択をして何かしらの目標に向かって行けたら自分の中で大学時代の経験が活かされたと感じる気がします。


実は、上智には陸上競技が出来る団体はSTFしかないです! 新入生の方々で陸上競技したければ入りましょう  

楽しいですよ〜













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2020年02月18日

朝の電車、盛大にずっこけたことで怖いものはなくなった(3日目です)

(LINEと思しき画面。「綾乃、いまどこ?」)
ごめん、同級会には行けません。
いま、シンガポールにいます。
(友達と思しき人たち「これないって。(嫌な顔)」「シンガポール?」)
この国を南北に縦断する地下鉄を私は作っています。
本当は、あの頃が恋しいけれど......。
(遠ざかる路面電車と、若き日の4人の男女)
でも、今はもう少しだけ知らないふりをします。
私の作るこの地下鉄も、きっといつか、誰かの青春を乗せるから。
(地図に残る仕事。以下自粛な建設会社のcmからhttps://note.com/shuukatsuyouko/n/n696a7722d62d。)

ブログ遅れさせてしまいごめんなさい。`18中距離の植田です。
今は大学の短期留学制度を使い、オーストラリアのThe University of Queenslandという総合大学にいます。
2/16に到着し、昨日プレースメントテストに伴うクラス分けを終え、今日から授業期間が開始しました。授業は平日の8:15-12:45までで、追加で行われる午後の授業に選択的に参加しつつ夕方に練習というサイクルにはまってきました。今日から競技場が使えそうなので楽しみです。

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(現地。気温は28~32℃と暑いです。)



さて自分は冬季の全体練習をすっぽかして留学に踏み切ったわけです。今日も中距離ブロックの下津やみさ、そして青木さんや大和さんは練習に励んでいるのだろうと思います。特に京都合宿に行った3人は大きなものを得てきたに違いありません。そんな3人に後れを取らないためにも早くサイクルを確立させたいと思います。
部としても3月末の春季オープンや国士館/平成国際を照準にしている人が多いと思います。みんなが満足いく結果を残せるよう、僕も何か得て3/21に帰ります。言わずもがな、陸上留学ではないにしろ両立最優先で。

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競技場には常に誰かしらいるようなので、一緒にワークアウト出来たら楽しそうだなあ。
頑張ってきます。
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2020年01月05日

紺のサージ生地で3Bの段返り金ボタンのチェンジポケット付きラペルは細め裏地はキュプラを使ってサイドベンツのジャケットないかな〜

あけましておめでとうございます。中距離ブロック2年の下津諒晏です。今年も箱根駅伝の補助員のため、年末の帰省が名残惜しい中、正月は東京で過ごしました。しかし、これも関東で陸上競技をするならば使命であると心得ております。(言い聞かす)皆さまお疲れ様でした。
とはいえ、やはりさすが箱根駅伝。もの凄い盛り上がりですね。地元の道路は全日本大学駅伝のコースですが、あれほど道路いっぱいに観衆が集まり声援を送ることはありません。そんな箱根駅伝の番組を観ていると、レース以外にも各大学のチーム状況に密着するような番組がありました。そこで一部の大学では1日4時間近くのミーティングを連日行っていたらしいです。そういえば先日の新幹部承認会の際に、何人かの方が今まで以上にミーティングを増やすという旨を説明していましたが、僕はチーム作りに際して、ミーティングの重要性を改めて再認識しなければならないと思います。
しかし、ただミーティングの頻度を多くすれば良いという訳ではなく、具体的な方法などは分かりません。ただ僕の意見ですが、その集団の質を向上させるには、各人がどれだけ陸上に犠牲を払えるかを把握することが大事になってくると思います。この大学はスポーツ推薦を取っておらず、STFに入部してくる学生は多種多様であり、全員が全員同じぐらい陸上に打ち込むことはありません。悪く言っている訳ではなく、大学生ですから陸上以外にも様々な自分を成長させるチャンスが沢山あります。それらにエネルギーを使うことは至極真っ当なことだと思います。しかし、質の良い集団を作り上げるならば、やはり全員が同じ方向へ向き、そこへ向けて自ら持つ最大限の努力を重ねなければなりません。よって強化校では初期段階のチーム作りは容易だと考えています。これを踏まえると、最初にすべきことはチームメイトがどこまで犠牲を払えるかということを互いに知り合うことではないでしょうか。ただ言葉では簡単に言えるので、話だけではなく行動の一つ一つからも読み取ることが必要です。この作業をしなければ、いくらミーティングを行なってもどうしても温度差を感じてしまい徒労に終わってしまうでしょう。なら下津お前はどれだけ犠牲にできるんだと聞かれたら、4年間全て陸上に捧げます!とは言えません。ただ、自分の目標達成までは最大限のエネルギーを注ぎたいとは思っています。
また、チームを引っ張っていくブロック長についてですが、ブロ長がチーム作りにおいて最も重要であるとは思っていません。むしろそれに続くファーストフォロワーが要であると信じています。皆さんはTEDの「社会運動はどうやって起こすか」という動画はご存知でしょうか。そこでは発起人に続く二人目の重要性について伝えています。これはチーム作りにおいても同じで、リーダーが示した指針に対して、それに続くフォロワーによってチーム全体が同じ方向へ向かえると思います。
なので来年僕がブロック長になった時、同期の植田には僕以上に活躍してもらう必要があります。不安は微塵もなく、むしろかなり期待しています。後輩たちに立派な背中を見せられるように頑張ろうな。そして現中距離ブロック長の青木先輩にはまず僕は謝らなければなりません。秋ごろまで変な意地張って自分勝手な行動ばかりしてごめんなさい。多分、やりずらいことが多かったと思います。しかし今は心からブロック長のことを信頼しています。辛い冬季練習ですが、僕、植田、菊池、大和先輩、そしてきっと戻ってくる杉山の6人で頑張っていきましょう!

中距離ブロック2年下津 諒晏
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2019年12月19日

考え過ぎ

こんにちは。

内容を考え過ぎて、5回ほど書き直してしまいました。

寒い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先週末、数年ぶりに重めの風邪をひいてしまい、かなり気落ちしている中距離4年の大和です。

さて、もう12月も半ばを過ぎ、今年もあと僅かというわけですが、僕にとっては大学生活も残り僅かでもあります。
中学1年の時に一念発起して陸上部に入部してから10年ほど経ちますが、まさかここまで長く陸上を続けられるとは夢にも思いませんでした。

引退、卒業などの環境の変化に直面した時に、これからの自分を思い描くわけですが「自分は陸上が好きなのか、それとも陸上部が好きなのか」ということをよく考えます。というのも、中学、高校を卒業する時には「進学先でも陸上部に入部するのか」を考えていたわけで、そういった時に、自分が陸上、陸上部の何に魅力を感じているのかを振り返っていました。

陸上を通して身体を動かすことの根源的な爽快感が忘れがたいのはもちろんのこと、練習計画をたてて狙い通りのパフォーマンスができた時の喜びは他では得られないものです。そして、陸上部という目標を互いに共有し、競い合い、支え合いながら日々練習をするコミュニティは、同じ競技に関わる人間として共通の話題も自然と増えるため所属していて非常に心地よく感じます。学生という短い期間の中で競技を継続していくことにおいては、その競技を楽しめて向上心をもてるかどうかと同じくらい、自分がそのコミュニティでの居心地をどう感じるかも重要だと思います。

しかし、世の中には部活に所属せずに競技をやり、記録を出している選手もいるので、団体に所属することが唯一の正解とは断言できない部分もあります。そう考えると、自分は陸上部じゃなくても競技を続けていたのか、仮にもしそうでないとしたら自分は陸上が好きと胸をはって言えるのだろうか、と思い悩んでしまいます。それでも、僕自身はフレマンの時に「ここなら4年間(もしくはそれ以上)、やっていけるだろうな」と直感的に感じることができ、実際にしぶとく続けてこられたわけで、自分の所属する団体に対して「自分に合っている、続けられる」と感じられたことはとても幸運だったのではないか、とも思います。

大学卒業を目前にした今、再びこのようなことを考えているのですが、結局のところ明確な答えが見つかるわけでもありません。確かなのは、練習を続けて記録を出したいと思えているという事実だけなので、今すぐにこれからのこと決断することはせずに、走りたい、記録を出したいと思えるうちは走る、くらいの気構えでいようかなと思います。

4月まで残りおよそ100日となった今、僕にできることは限られています。せめて残った時間を浪費することのないよう、その瞬間ごとにできることをやっていくしかないなと思っています。

それでは、よいお年をお迎えください。
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2019年12月16日

自信と冬季練習

お疲れ様です。今はまだ一応中距離ブロック所属のはずだけど忘れられることがほとんどになってしまいどのブロックを名乗ればいいのか分からなくなってきてしまっている2年菊池です。

先日の総会では、次期会計として恐らく新歓以来のみんなの前に出て話すということをしましたが、とても恥ずかしく申し訳ない結末を迎えてしまいました。反省しています。頼りなく思われてしまいましたが、実際そうかもしれませんが、黙々と地味な作業をするのは結構好きです。裏方としてしっかり部の運営に携われるよう頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。

いつからかわかりませんが、感情のコントロールがとても下手です。この前の総会では、話す直前、ガーミンの心拍みたら、100近くになっていて、立ってるだけで心臓が飛び出そうなぐらい緊張してました。でもいざ前出て同期の顔を見たら何故か笑えてしまい、あんな発表になってしまいました。大事な記録会や試合の前も、何もしていないと無駄に緊張してしまい、変にストレスが溜まってしまうので、何かしら予定入れて次の日のことをあまり考えないような環境に身を置きたくなります。対人関係でも結構そういう部分があって、勝手な思い込みなどから一方的に距離を一時的に開けてしまうことも多々あります。(それでも仲良くしてくれてる方々、本当にありがとうございます。)

しかし、陸上にしろ、試験にしろ、ある程度の緊張は大切なものだとも思っています。注意散漫になりすぎてしまうのも嫌だし、ガチガチになってしまうのも嫌ですが、多すぎず少なすぎない緊張を保つには、自分のことをちゃんと理解して認めることが大事なんじゃないかなと思います。緊張するということは、そこに至るまで少なからずその日のための思い入れがあるからで、だからその日までのことをちゃんと自信にしていくことが大切なんだろうなと思ってます。もうきてしまった日なのでどうしようもできないし、今までを信じることぐらいしかできません。

春先しっかり胸を張って自信にできるような練習を冬季練習ではやっていけるようにしたいです。会計も頑張ります。

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2019年10月30日

ぼくには尊敬している先輩がいます。専門種目もブロックも違いましたが、それでも敬意を表さずにはいられません。もちろん、かっこいいし足も速いしフォームきれいだし話うまくて面白いってこともありますが、それよりも考え方が素敵な方でした。予選会のあと、応援のメッセージを送りました。正月の仕事もください!なんて。頑張ってくださいって言ったらなんと返ってきたか。ありがとう、これからも頑張ろう。ですよ?え、頑張るよじゃないの?頑張ろうなの?なんでそんなこと言えるの?やっぱり人としての余裕が違うなと。あ、その先輩の名前は外

小学校の頃の話。

ある日の音楽の授業で、聴いた音楽の題名を想像して答えるということをした。


当てられたクラスメート達はすんなりと答えていく。

苦痛で苦痛で仕方なかった。


なんで題名を思い付くのか。



”ぼく”は全く思い付かなかった。
思い付かなかったし、正解があるのにそこから外れた答えを出すことが怖かった。


むしろ答えて、先生が正解不正解を言ってくれる方がよっぽど良かった。



なぜわざわざ間違った答えを出さなきゃいけないのか。

答えを出せない自分は何が周りと違うのか。



結局当てられた数人の答えを参考に”答え”を紙に書いて提出した。




そこから10年余り。
今では”正解”のないものについて考え続けている。
”答え”を出せるようにはなってきた。



ただ今でも昔の恐怖に縛られたまま。



想像力って何なんだ。

感性ってどんなものなのか。


何かを想像できることが普通なのか。
何かを感じることが好ましいことなのか。

今の僕なら、音楽の授業で、白紙の答えを出すことはできる。

何も感じない、思わない、と。

あるいは、

何も思い付かないのは普通じゃないんだろうなと自覚しながら仮初めの答えを出すことなど容易い。


大人になったなと感じる。


あ、おれ感性あるじゃん。よかった。



答えってもっと、思ってるよりもずっと自由なんだなって感じた。




正解なんて無い。
そんなものに対してもなきゃいけない。



答えがないという答えだって十分すぎる。




でも答えを持たないと、正解があるのか無いのかさえもわからない。



正解とわからなくても、不正解かどうかわかれば十分前に進める。


もはや正解かどうかを確かめる時間もない。


それでも、これから先も答えを出し続けるだけ。


ただそれだけ。




川本先輩の雪辱を晴らす半年

そして外山先輩を超える1年にするために


正解が無い学科哲学科の申し子 青木孝輔

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2019年09月25日

駅伝まであと4日!

駅伝まであと4日になりました。カウントダウンブログです。中距離2年菊池です。
涼しくなってきたかなって思ってたら、突然暑くなったり、駅伝当日は曇りの予定ですが、どうなるでしょうか。涼しくなってほしいです。

関東女子駅伝を私は今年初めて走ります。結構ドキドキしてたり、少し楽しみでもあったり、でも不安もとても大きいです。6月ぐらいに、私は今シーズン記録を出すことを諦めました。駅伝に出ること、先日の関東新人に出ること、ベストを出すこと、全て諦めて秋シーズンに向けて今は練習積もうって思ってました。しかし、そこからいきなり記録がでました。みんな驚いてましたが、多分自分が一番驚いたし、実感なかったです。けど、ここまで来れてよかったです。応援してくれた皆様、信じてくれてた皆様、支えてくれた皆様、本当にありがとうございました。

そんな方々がいてくれたからこそ自分は今年駅伝走れます。感謝でたくさんです。朝早いし遠くでの駅伝ですが、6人で精一杯走ります。沿道からの応援どうぞよろしくお願いします。
posted by stf at 20:16| Comment(0) | 中距離 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月31日

突然の深夜に始まるN.Tショッピングチャンネル

N.T『どうも、みなさんこんばんは。さぁ、今日も始まりました。N.Tショッピングチャンネルの時間でございます。』
〜オープニング〜
N.T『S.T先生、今日も宜しくお願いします。』
S.T先生『は〜い!お願い致しま〜す!!』
N.T『早速ですが、先生!今日はどんな商品を紹介して下さるんですか?』
S.T先生『今日はですね〜、すごいですよ〜〜、どれくらいすごいかって?!これが本当にすごいんですよ〜〜!』
N.T『はっ、、はぁー。まぁ、とりあえずすごいんですね!!!視聴者の皆さん、これは必見ですよ!!』
S.T先生『期待しちゃってください☆』
N.T『では、先生!早速、紹介の方しちゃってください!!』
S.T先生『いいんですか?紹介しちゃいますよ?本当に紹介しちゃいますよ?いいんですね?』
N.T『なんの焦らしなんですか!!!(笑)早くしてくださいよ!』
S.T先生『もう、しょうがないですね〜〜。ジャジャーン!!今日はこちらの商品です!!』
N.T『なんですか、これは!!初めて見ましたね〜。一体、どういった商品なんですか!?』
S.T先生『こちら、【パワーブリーズ】という商品なんですが、驚くところは、呼吸するだけで心肺機能が鍛えられる、超優れものなんですよ!!』
N.T『えっ!!!呼吸するだけで?!!!ほんとですか?!』
S.T先生『なんで、嘘つかないといけないんですか〜(笑)』
N.T『えっ、ってことは生きてるだけで心肺機能がどんどん鍛えられて、無限に呼吸できるようになるんですよね?!ってことはなんですか、不死身になるってことなんですか?こんなの紹介したら、大変ですよ!!この世界のO₂がなくなっちゃいますよ!』
S.T先生『そっちですか。...まぁ、不死身になるというのは言い過ぎですね、、、でも、呼吸するだけというのは間違いじゃないんですよ!この商品を持ってくわえて頂いて、力強く吸って、吐くだけでいいんです!!』
N.T『そうなんですか!えっ、でもすごい!!だって、筋トレするときに「不死身になりてぇ〜」って思いながら筋トレしたことあります?』
S.T先生『私ですか?いやないですね。』
N.T『じゃあ、別にそんな機能いらないですよね。だってもう機能的には十分すごいじゃないですか!これをくわえて口からO₂を吸って、その吸ったO₂を吐くだけでいいんですよね!!なんというエコ!!!これはさっそくパリ協定で提案ですね〜。』
S.T先生『まぁ、吐くの時はCO₂になってると思うんですが。』
N.T『そうなんですか!えっ、でもそんなの関係ない!十分すごい!あなた、呼吸するときに、今CO₂吐いちゃったとか、CO₂30秒前よりも多く吐いちゃったなぁ〜とか考えたことあります?』
S.T先生『ないですね。』
N.T『じゃあ、どっちでもいいんですよそんなの。』
S.T先生『はっ、、、はぁーー。』
N.T『それより、先生!この商品の横についてる1〜10の数字は一体何ですか?』
S.T先生『よくぞ、聞いてくれました!この商品、なんと呼吸の強度を調整できるんです!試しに、1の状態の時と10の状態の時で試してみてください!』
N.T『。。。。。すごい!!1の時は簡単に呼吸できますけど、10の時は吸うことすらもできないです!!』
S.T先生『そうなんです!こうして、自分にあった強度に合わせることで心肺機能を効率よく鍛えられるんですよ!!!ちなみに、私は毎日やってまして、私のレベルになると、ほらこの通り!8くらいでもなんなく呼吸できますよ!!』
N.T『。。。。。』
S.T先生『どうかしました?』
N.T『このサンプルって、、、もしかして先生の私物なんですか......?』
S.T先生『そうですけど、なんか問題でもありました?』
N.T『いっ....いや.....なんでも。。。。』
S.T先生『じゃあ続けますね!!こんな素晴らしい商品なんですが、今ご購入されるとなんと、お試し洗浄タブレットを通常2パックところ...』
N.T『!!!!なんと、100パックお付け致します!!!!!』
S.T先生『勝手に決めないでください!どうしたんですか?急に、、、、それに100パックもつけないですよ!3パック増量して5パックですよ!5パック!!』
N.T『いや、、、その、、、この洗浄タブレットってめっちゃきれいにしてくれるんですよね?例えば、その先生の私物のやつも....』
S.T先生『そうですよ!!これを使えば、超強力洗浄してくれて、新品同様らしいですよ!まだ、私は使ったことないんですけど!』
N.T『....................................つけた方がいいです.......100パック!!!なんと、この100パックをつけてお値段そのまま税込み5980円!でご提供致します!!』
S.T先生『何勝手に言っちゃってるんですか!!100パックもいらないでしょ!毎日洗ってたら大変ですよ!それとも、なんですか、100人で使うんですか?』
N.T『.........そういうわけじゃないんですけど....やっぱり洗った方がいいと思うんですよね.....口つけてますし、呼吸してますしおすし....』
S.T先生『じゃあ、普通に5パックあれば十分ですよね!ちなみに、税抜きですよ!税抜き5980円です!!』
N.T『...................ちなみに送料の方はどうなるのでしょうか?』
S.T先生『どうしたんですか?まだ、なにかあるんですか?頼みますから、真面目に宣伝して下さいよ!!!』
N.T『....はい!!』
S.T先生『ちなみに、安心してください!!送料はすべて弊社が負担させていただきます!』
N.T『これで、離島の方も安心ですね。』
S.T先生『いや、そちらは別です。』
N.T『んん。なんだ?!離島の方は送料別なんですか。』
S.T先生『はい。というかこのくだり毎回やってますよね.....。』
N.T『じゃあ2個買うと......お値段なんと!!!』
S.T先生『2倍!!!』
N.T『普通じゃないですか.。』
S.T先生『では、私から!!今ならなんと先着1名様に私のこのパワーブリーズをお付けいたします!!』
N.T『オエッ......いらないでしょ!!』
S.T先生『えっ!!!!』
N.T『もういいです。というか、少なくとも洗浄してからで。』
S.T先生『もしかして、そういうことだったんですか?!!!』
N.T『気づくの遅すぎです。................オエッ.......ゲロゲロ......』
S.T先生『ははは。では、今日はこの辺で。またお会いしましょう。さようなら〜。』
〜エンディング〜

※【パワーブリーズ】という商品は本当にありまして、アスリートや歌手の方も多く使用しており、おススメですのでぜひ!!!
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2019年07月28日

哲学科根性

『…魂を作ったと言う人間は存在しないだろう。では魂とは元々存在するのであろうか。それは私にはわからない。しかし、身体と魂との関係は切っても切れないものであると考える。魂が”ある”のは身体があってこそであるということである。なぜなら「魂に最も固有の様態であるように思われるのは思惟することである」(p.10)からである。思惟と身体には関係があるかどうか明晰でないように思われるかもしれないが、よく考えれば明白である。人間は、歩きながらものを考える。それは地域や年代に限定されない。いわば普遍的に人間はそうする。思惟には身体的な動きが関連していることは自明である。子供の生育に運動が大きく影響することもそのことに関するであろう。魂が身体に属するのは当然のことなのである。動きのないものに属してもその固有な様態がなされないからである。ロボットはどうであろうか。ロボットは動く。特にAIロボットを考えれば身体性はあるように思われる。果たして本当にそうだろうか。機械の特徴として、簡単に考えればコンピューターの特徴として、フリーズ状態がある。固まってしまうのである。それは大量の情報を扱うときに起こる。人間がフリーズ状態、頭が真っ白になるのは大量の情報を扱うときではない。予想外の事態、経験したことのない体験をしたときではないだろうか。つまり人間がフリーズするのは思惟するときではないのに対して、コンピューターは”思惟”するときにフリーズする。それはなぜか。それは”思惟”に集中するからである。他の動作を一切せず、大量の情報を扱うことだけに集中する。であるからフリーズ状態になる。魂に固有な思惟という様態において、コンピューターは身体的な動きを一切排除する。これは人間と機械との大きな差異である。そうであるのに、機械は魂との関係を築けるのであろうか。恐らく築けないであろう。魂とは動くものの原理ではなく、生命の始原であるので、魂が属さなくても動く機械とは何の矛盾もない。私は今のところこの考察に何ら疑問を抱いていない。つまり、ロボットはあくまでロボットにすぎない。知識、能力的に人間を超えたとしても、それは人間を凌駕するものでもなく、単に一部分の能力が人間より高いだけである。犬が人間より鼻が利くのと同じことである。優れたものは優れたものとして認めるが、人間は機械とは異なる、固有な存在のはずである。私はそう考える。…』

ごめんなさい何の意味もないです。哲学科って何してんのとよく聞かれるのでレポートコピペしました。一年前に書いたレポートの一部ですが、しかしこんなこと考えてる哲学科生も少ないと思います。なぜなら、哲学科で大事なのはその人固有の問題を見つけ出し、考察していくことだからです。これは僕の考察したい問題ということです。そんなところはすごく陸上に似ているなと感じます。走る(投げる跳ぶ)という全員に共通の動作の中に個人の特有の着眼点があり、アプローチがある。普遍的な解答より、「私」にとっての解答の方が100倍価値がある。他でもない、紛れもない「私」自身と向き合う。そんなところに哲学も陸上も魅力があるなぁなんて思ったり思わなかったり。自分のことを全部知ることなんてできないかもしれないけど、その過程が面白い。もっともっと自分のことを知りたい。そして、自分に素直になりたいと思います。陸上生活最後の夏(仮)、最後の年(仮)、頑張っていきます。中距離3年青木です。
posted by stf at 21:43| Comment(0) | 中距離 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月25日

桜流し

ある日の練習である選手がこう言った。「楽しくなかったら好きじゃない癖を直したい。」というのも、なぜ私たちは陸上が好きなのかを議論していた。特に中距離なんて辛い練習ばかりで報われる結果なんてほんの微々たるものである。しかし、それでも私は胸を張って言おう。そんな陸上競技が好きだ。

 713日、三重県選手権に出場した。三重県でのレースは実に2年ぶりであり、それも県営である伊勢の競技場はしばらく工事していたので、なおさら久しかった。そんな競技場は工事を終えて立派になり、中学生の頃のあのボロボロな面影は一つもなかった。レースの内容等はここでは書かない。しかし、3本走り終えた後の景色はあの頃と何も変わっていなかった。喜んでくれる母校の先生と後輩たち。一度も勝てないライバルの背中。そしていつも応援に駆けつけてくれる家族の姿。そうだ、私の居場所はここだった。でも、もっと先に進みたい。もっと成長して帰ってきたい。

 春シーズンは終わり、秋シーズンには東海選手権、関東新人、関カレ標準切り、予選会が待っている。そのためには辛い夏を越さなければならない。きっと辛い瞬間がたくさんあるだろう。それでも走り続けよう。その先の景色を求めて。


中距離ブロック2年下津

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2019年07月22日

単位がほしい!

こんにちは、中距離ブロック18菊池です。この間2年生になったばかりですが、もう半分が終わろうとしてるのかと思うと、本当に早く感じるし、しっかり単位とって3年生になれるかと不安にもなります。テスト週間、レポート課題も今回今までで一番あるので、計画的にやっていきたいです。
先日日体大記録会に1500で出場したとき、とても自分にとって現実感のないタイムを出すことができました。標準切れたわけでもないのに、いろんな方にメッセージいただけて、とても嬉しかったです。中でも、19のひなこから、まだ機会があるなら次ペースメーカーとして一緒にエントリーしてくれると言ってくれました。すーーーーっごく嬉しかったです!!ほんとにありがとう!あと1ヶ月、次こそしっかり標準を切って、関東新人にひなことゆいと1500出場できるように頑張ります。
自分でも驚くタイムを出すことができたのは、ほんとに多くの先輩や同期、後輩がいてくれたからこそです。4月に怒られたことや5月に記録出ず病んだこと、6月に復活できて7月の上南戦で5'30を切れたこと、いろんなことがきっかけになって成長できました。その間、同期を始めいろんな方に弱音を吐きました。にも関わらず、見捨てずにいてくれてありがとうございました。
来週のテストが終わったらもう長距離合宿です。私は初めての長距離合宿なので、楽しみだけど怖いです。でも素敵な先輩後輩同期と共に、しっかり乗り越えて、強くなれるように頑張ります。頑張りましょう〜!!!
posted by stf at 18:11| Comment(0) | 中距離 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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