こんにちは、武藤佳暉です。今年も箱根駅伝予選会に出場する権利を得ました。多くの方々の支えがあったからこそ達成できたことだと思います。本当にありがとうございます。
さて、陸上についてブログを書こうとしてもなかなか難しいです。大好きなラジオの話やオードリーさんの話、最近読んだ芸能人のエッセイや小説の話であればスラスラ書けますが、陸上のこととなると手がそう簡単には動きません。単に文章力や構成力が不足しているだけだと思うのですが、敢えて言葉や文章にしたくないという思いが少しある気がします。「言霊」のようなものでしょうか。
とはいうものの、書いていきたいと思います。(書いた結果、長いので六段落分はすっ飛ばしても大丈夫です。)
予選会まであと4日ですが、いつも通り過ごしています。授業を受けて、リアペや課題は通常運転、ゼミの発表テーマについて(育児と仕事の両立に関して)どこまでテーマを絞っていくのか、あと好きではないけど就活云々も通常通り考えています。競技面は調整をもちろんしますが、ある程度はジョグを行い、いつもやらないことを余計にやることはしません。ピーキングが上手い選手ではないので正しいかどうか分からないのですが、試合前でもできる限りいつも通りに過ごし、普段やらないこと(余計にストレッチをすることや流しをするなど)はやらないというスタンスをとっています。
こんな感じで平常心アピールをしていますが、それなりに緊張・不安みたいなネガティブ要素も抱えています。チームとして本戦に出るという目標があるわけではなく、個人としても関東学連選出や最終学年としてのプレッシャーがあるわけでもありません。自分のやるべきことだけをやればいいのですが、それが単純にみえて難しい。陸上競技に限った話ではないのですが、どこからともなくやってくる奴というのは本当に手強い相手です。
いや、みえないアイツは陸上を始めてずっとまとわりついています。陸上競技を続けてきて、上手くいかない時の方が断然多いと思います。特にこの1年間はなかなか思うように結果が出なかったです。歩く方が苦しかった分、走る方も中途半端になってしまいました。競歩をするのは学内で自分だけだし、何よりおとなだから自分の機嫌は自分で取らなくてはいけない、でも、それが耐えらない時が何度もあった気がします。
それでも、辛くても時間をかけても、「次こそ」と思い続けて今日に至ると思います。絶対に勝ちたい、結果を出したい、どのくらい勝ちたいかというと、敢えて言葉で表現すると人を殺めてでも勝ちたいぐらいです。絶対にそんなことはないのですが、勝負の世界にいるから、そのくらい結果が欲しいです。結果を出すためには命を削って練習することと誰も存在を証明することが出来ない神様に願うしかないから、ネガティブモンスターをもみ消すくらい没頭して歩き・走り続けました。それで負けても、何度も何度も上手くいかなくても、辛い時にそれでも頑張る力、底力を信じて繰り返しています。もはや生き様みたいな感じで足掻き続けてきました。お世辞にも結果を出していない敗者ですが、一直線ではない自分の陸上道を周りに左右されずに進み続けてきたと思います。
辛いと思ったこと、コロナ禍で集まれなかった時、足が痛い時、練習が上手くいかなかった時、試合で負けた時、まわり道はすべて自分にとっての財産になると気が付いたこの頃、それらすべては予選会、予選会後、引退した後も自分を守ってくれる盾になるのだなと思います。土曜日の時点ではまだ弱々しい盾ですが、小さな幸せを沢山積み重ねていつか大きな砦にしたいです。
自分のことだけ書いてしまいました。予選会後に引退するわけではないのですが、卒業ブログみたいに書いてしまいました。予選会が終わったら何事もなかったかのように歩きに戻りたいと思います。その時はまたよろしくお願いします。ひとつよしなに。
ここからチームことについて
今年もみんな頑張ったと思います。非強化校が10人そろえられなかったところが多かった中、首の皮一枚ですが何とか出場することができました。
永森は最後に決めてくれてありがとう。長谷川も本当に頑張った、悔しいと思うけど絶対切れるから。青木は貧血や怪我で大変な中、同じチームで練習してくれてありがとう。石嵜はもう上智のエースってくらい強いよ。坂の上の雲をまた観ようかな(笑)ダイスはシンプルに速いと思う選手、学連選出願っています。馬場ちゃんは強豪校から来て新しい風を吹かせてくれた、あと一緒に帰ってくれてありがとう。(永森も)りょうあんさんは引退レースだと思うので、すべてをぶつけてほしいです。マイルから駅伝までこなす本当にすごい選手だと思っています。まつ兄は達也と志村さんと長野駅でパンケーキを食べたことを覚えていますか?あれからもう2年以上たちましたね。いろいろ大変で練習にあまり来ないけど、熱い思いがあると信じさせてください。重盛さんはずっと支えてくれました。特に1年生の時、妙高駅伝合宿の2000‐2000‐1000でこんなにもダメで遅い自分を引っ張てくれた時、嬉しかったです。あの時があったからこそ今があると思います。ベストを尽くしてください。そして、同期の久松、まじでイラっとする時がありますがブロック長として尽くしてくれました。当日は完走できると願っています。(重盛さんが去年やったスタイルをこんな自分がやってしまいました。許してください。)
マネージャーさんにも感謝です。日が暮れた済美山(和田堀)の練習の計測、大変ですよね。文句の一つや二つ言いたくなりますよね。3年マネがいない中、2年生のみんなが中心となり、本当に頑張ってくれています。自分がコミ障だからほとんど話さないけど、ありがたいことです。短距離選手であるにもかかわらず、外務・駅伝主務をしてくれる同期の佐知子には本当に頭が上がりません。当日来てくださるOBの方々や4年生の先輩方、部員の皆さん、応援をしてくださる方々。本当に多くの方々のサポートで予選会を迎えることができます。ありがとうございました。(冒頭でも書きましたが、大事なことなので2回書きました)
みんなで積み重ねて得たことだから、どんな結果でも胸を張ろう。強豪校ではないし、今年は本当にギリギリのチーム。だけど、例えビリでも結果が残らなくても最後まで戦おう。
色々な思いを勝手に背負って21キロちょっと走ってきます。今までやってきたことを負けた時の慰めにしないように灰になってきます。
何にもない頭を振り絞って推敲しました。(笑) 拙い文章で申し訳ないし、何だかんだで長々と書いてしまいました。また明日も予選会ブログは更新されると思います。ラストまで読んでくれたら幸いです。それではミッフィーちゃん、夢でお会いしましょう。アディオス。