2023年03月28日

卒業ブログD「出会いに感謝」

こんにちは!短距離4年の竪です。

気付けばあっという間に卒業ブログを書く立場になっていてびっくりです。最後のブログでは、この4年間を少し振り返っていきたいと思います。

私は去年の10月末に引退しましたが、それ以来このブログを書くまで、自分の競技について振り返ることはしていませんでした。あえて考えることを避けていました。それは多分、満足いく結果を出せずに終わってしまった悔しさを感じるのが怖かったからかなぁと。

1、2年生の頃が一番純粋に陸上を楽しめていました。大学受験のブランクを乗り越え、ようやく本調子に戻せてきた1年の秋に、初めてのマイルを走ったり、個人でU B・P Bを出せて嬉しかったり。2年はひたすらコロナに振り回された年でしたが、自粛中もコツコツ練習を積んでいたおかげで、集合練が再開した頃には走りの調子が良く、とにかく走るのが楽しかった記憶しかありません。

3年から少しずつ歯車が狂い始めました。幹部のストレスもあったと思います。自分の代は人数が少ない上に全員選手。それぞれ何かしらの役職と選手を両立せざるを得ず、それでも一部は後輩にも頼りつつ、やっとのことで幹部を成り立たせていました。そこから更に同期がいなくなり、気付かないうちに自分が外務以上の責任を背負っていました。自分がしっかりしなければという危機感があり、幹部の年は一瞬の気の緩みも許されませんでした。自分なりに工夫して楽しくやっていたつもりでしたが、どことなく肩の荷は重く、それが体調に現れてしまっていたのだと思います。急に気持ち悪くなることや腹痛に襲われることがとにかく多かったです。全くパターンがなくて、常に不安でした。それは幹部が終わった4年の頃には落ち着きましたが、次に悩まされたのは毎月の高熱。毎回数日間ですぐ回復していましたが、その度に身体は弱り、大事な大会当日に熱を出した時は絶望的でした。体調不良に加えて、食事管理もずっと苦戦していました。こういう不調は当然走りにも影響があって、練習を積んで速くなりたい気持ちとは裏腹に、身体が弱く鈍くなっていく一方でした。

それでも、4年の秋シーズンまで陸上を続けてきたのは、どんなに辛くてもしんどくても、陸上を嫌いになることは不思議と一度もなかったからだと思います。最後まで好きでした。好きでいられたのも周りの方のおかげです。

陸上の奥深さを教えてもらい、たくさんご飯に連れて行って下さった大好きな先輩方。幹部も競技も6人全員で乗り越えられて嬉しかった19同期。多分一番陸上の話をして同期のように接してくれた20短距離。妹たちのように可愛くて仕方がない短女。幹部でも日々の練習でもお世話になりっぱなしだったマネさん。最後まで走り抜けることができたのは、みなさんのおかげです。だからタイトルは初ブログと同じ、『出会いに感謝』。陸上と向き合ってきた10年間、常に出会いに恵まれてきたのだと改めて感じさせられました。

陸上をここまで続けてきたことは一生の宝です!
本当にありがとうございました。
posted by stf at 18:03| Comment(0) | 2023 卒業ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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