2022年04月01日

BACHELOR season5/Re: ject


長距離ブロック4年の重盛です。
卒業ブログということで、何かメッセージをとは思うのですが、宗教上の理由でもう一年ほどSTFに在籍することになりましたので、どうしたものかと迷いました。

伝えるべきことはいろいろあるけれど、それはここに書き記すより、残りの時間のなかで実践していく方がいいのかなと考えています。だから、今回は追いコンで話したことを整理・補足してお伝えします。


立場と責任についてお話ししました。

学年が上がったり、なんらかの役職を持つと、少なからず責任が生じます。例えばブロック長は、自分のブロックの活動について環境調整を行う義務があります。具体的にはメニューを作ったり、練習場所を選んだり、対校戦の選出を考えたりすること。

でも、基本的にこういう決定には正解がありません。

特にメニューについて考えるなら、セオリーはたくさんあるし、反例なんていくらでもあります。ジョグのスピードやウェイトの頻度/タイミングあたりは、まさに議論の尽きないところでしょう。一長一短の選択肢だらけです。

ブロック長は、そのなかでも最も強くなれるであろう、確からしいであろう、フィットしているであろう選択肢を選びぬくわけですが、結局どれを選んでも疑問の余地が残るものです。実際、提示されたメニューに文句を言うのってめちゃくちゃ簡単ですよね。

でも、ブロック長は責任を持って決断しなければいけません。ぼやいても仕方ないことですが、これはすごく怖いし、勇気がいることです。自分でも正しいか分からないことを、他人にやらせるということ。もしかしたらとんでもない指示を出しているかもしれない(=人の選手生命を台無しにしているかもしれない)、という不安は常に付きまといます。

いい例えが思いつかないけれど、道を知らないシェルパとか、目隠しされた伴走者とか、時計を持ってないタイムキーパーとか、そんな感じです。立場に応じた責任を負ってはいるけれど、当人だって他の人と同じくらい、よくわかってないってことです。

これが自分だけのことだったらどれだけ楽だろうと、何度もそう思いました。自分のことは自分が一番わかってるし、失敗しても自業自得って言葉だけで納得できます。でも他人のことを完全に理解するのは難しいし、お前のメニューのせいだって言われたら反論できません。よくわからないまま人を導くのは、やっぱりつらいです。


さて、ここまでブロック長を例に話しましたが、こういう苦悩(大げさかもしれないけど)は、立場を持ち責任を負う人ならば、誰もが感じることでしょう。なにが正しいか分からないけど、正しいと思われる選択肢を選んでみよう、と。間違いそうなものも、まず間違わなそうなものも、間違えたところでどうでもいいものも、程度の差こそあれ、そういう機会がたくさんあるわけです。自分にも、周りの人にも。

だから、互いにそういう不安を抱えているのだということを、よく理解したうえでコミュニケーションを取ってほしいなと思います。別に発言内容をどうこうしろということではなく、伝え方の問題の話です。感情からダイレクトに意見を出すのではなく、あくまでも改善に向けて、建設的に話し合うということ。ムッとすることがあるかもしれないけど、感情をぶつけるのではなく、冷静になって本質的な部分だけ伝えること。余計な一言をつけないこと。

ギスギスしてるとは言わないけれど、いろいろな相談を受けるなかで、伝え方に問題があるかな思うことがあります。必要な議論が適切に行われるようになれば、きっと今よりもっと居心地のいいSTFになります。

少し着地点がズレたような気はするけど、少なくとも来年からは全員が責任を負う立場になるわけですから、お互いを思いやり、自他の決断に対してリスペクトを持てたらと思います。


偉そうなことを書いたけど、宗教上の理由でもう1年残るので、これからも部内からSTFを支えられたらと思います。学士シーズン5突入。まだまだ現役。対戦よろしくお願いします。


卒業生諸君

卒業おめでとう。
たくさんご飯に連れて行ってくれ。
マジで頼む。

敬具


長4/重盛克彦
posted by stf at 15:51| Comment(0) | 2022卒業生ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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